インテリア

【コラム】プロもおすすめ!とっておきアイテム!こなれ感も抜群な円型ダイニングテーブル。

「かわいい!!だけど、むずかしいですよね。円型のテーブルって・・・」。
ショールームでダイニングセットご案内させていただいているとき、円型テーブルのおしゃれさに惹かれるけど、「部屋のインテリアに合わせるのが難しそう、場所をとりそう」などの理由で、ご検討商品リストには上がらないこと、よくよくあります。

日本の暮らしでは、あまり馴染みのない「円型ダイニングテーブル」です。
でも、実はいくつかのポイントを抑えれば、日本のダイニングルームでも上手に使っていただけるんです!
さらにおしゃれ感に抜きん出ているので、おすすめのアイテムなのです。

少し敬遠されがちな「円型ダイニングテーブル」。
その魅力とメリットを、今回はご紹介させていただきます!

円型ダイニングテーブルの特徴とメリット

実際の暮らしにとりこむイメージを持っていただくために、まず円型テーブルの持つ特徴やメリットをご紹介します。
① 空間が柔らかなイメージになる
② 家族のコミュニケーションがとりやすい
③ 使用人数が増えても上手に使える
④ インテリアの自由度が広がる
⑤ こなれ感ありのおしゃれアイテム
⑥ 実は、意外と場所をとりません

① 空間が柔らかなイメージに

お部屋の中にあるものは、四角いものや直線を有するものが多いです。
例えば各種デザインにおいても、四角形は堅固でがっしりしたイメージを持つため、真面目で誠実な雰囲気を与えたい時に使用したりします。
対して、円や球系が持つイメージは、「やわらかや自由さ」です。
そのため、円形のテーブルを設置すると
目を引くポイントになるのはもちろん、
角がない分、空間全体がやわらかな印象になります。

また、壁に沿って設置することがないので、空間の「空き」が生まれ圧迫感も軽減されます。
写真のような、壁と天板を同系色にすれば、より軽い印象です。また、明るい色(白っぽい色)をメインカラーにした部屋に濃い色の天板を置いた場合でも、円型の持つ作用が働き空間が綺麗に纏まります。

② 家族の顔がよく見えるのでコミュニケーションがとりやすい

円型テーブルを囲んで座ると、家族の顔がよく見えます。お互いの顔がよく見え、自然と視線が交わります。話し相手の顔が見やすいことで食事中の会話もさらに弾みますね。
多人数でのコミュニケーションがとりやすいのも円型テーブルの利点です。

③ 使用人数が増えても使える

360℃のどの位置にも座ることができます。
使用人数が限定されにくいので、3人や5人といった奇数の人数でも、違和感なく使用できます。

また、使用人数が増えても柔軟に対応することができるのも円型ダイニングテーブルの特徴です。日常的に4人づかいのダイニングセットとしての場合でも、重ね置きできるスツールを準備しておけば、少し詰めてテーブルを囲み、わいわいと。多少人数が増えても問題なく使用できます。

④ インテリアの自由度が広がります

円形のテーブルは、席に座りやすいのも特徴です。
角型テーブルだと、左右に壁などがあると全方向から座ることが難しかったり、スムーズに着席できない席が発生することもあります。
しかし、テーブルが円型になると、どの方向からもスムーズに座ることができます。スペースが限られる空間でも使いやすい形状です。
先にも述べたように、主張が強くなく周りと馴染みやすいのも「円」という形の特徴です。
色あい、素材感など一見合わせるのが難しそうなインテリア同士の組み合わせでも、円型テーブルがモノとモノをつなぐ役割を担ってくれますので、上手にまとまり感を演出できます。右画像のように、色みの異なる床と家具も気持ちよくまとまっています!

⑤ 「こなれ感あり」な、空間さりげなく作れます

インテリア雑誌のような、「こなれ感」をさりげなく手に入れることができるのも、円型ダイニングテーブルをおすすめするポイントです。
おしゃれなインテリアを作るのに円型は、必須アイテムだったりします。
※「こなれ感」とは、「頑張ってます!」感がなく、おしゃれが板についている感じのことです。

海外では、円型テーブル+横長長方形のソファ。それぞれの素材を変えて楽しむダイニングセットなど、ひと工夫をさりげなく加えることで、頑張りすぎてないこなれ感のあるおしゃれなインテリア演出をよく見かけます。

見方を変えて、円型の自由度を最大限に活用することで、こなれ感をインテリアでも手に入れることができます。
イメージを持つのが難しい場合は、ピンタレストやルームクリップなど色々なインテリアのデザインを見せてくれるサイトで、写真をたっぷりみてみて下さい。「グッ」ときた、写真に出会えたらOKです。そのイメージに、近づけていくとスムーズにインテリア選びができます。

⑥ 実は意外と場所をとりません

円型テーブルというと、何となく広いスペースが必要のように感じてしまいます。
実は丸テーブルは意外と省スペースなんです。

特にコンパクトなLDKにする場合は、丸テーブルを使うと四角いダイニングテーブルと比べて圧迫感が少なくなります。
※長細い小さめなスペースに設置する場合は、円型テーブルより長方形のテーブルの方がおすすめです。

実際にインテリア雑誌などで「狭小住宅」特集の記事などを見てみると、意外と丸テーブルが多く使われていたりします。

続いて、円型テーブルに必要なサイズについて具体的にお話ししてまいります。


円型ダイニングテーブルのサイズ選びのポイント

円型ダイニングテーブルを設置するとき、サイズ選びの目安を導くために、まずは「(通常時に)使用する人数」を確認します。

使用する人数 → 円型テーブルのサイズ → 設置に必要なスペース(床の寸法)

使用する人数によって、テーブルのミニマムサイズが定まります。
ゆったり使っていただくためには、ミニマムサイズ+10cmがおすすめです。
続いて、「設置に必要な寸法」を、算出してみます。
なるべく小さなスペースで収めるポイントは円型◯に対し、+ではなく×の形で椅子を並べてみてください。
文章では、わかりにくいので、簡単な絵を描いてみました。


椅子の配置を工夫することでグッと、設置スペースの節約ができます!

<特記.1> ミニマム寸法算出 (直径+60cm+60cm)÷√2
60cm=チェアのスペース(天板端からの寸法)

使用人数ミニマム
天板サイズ
ミニマム
床寸法
ゆったりおすすめ
天板サイズ
ゆったりおすすめ
床寸法
2人直径70cm135×135cm直径80cm200×200cm
3人直径90cm150×150cm直径100cm220×220cm
4人直径90〜100cm160×160cm直径110cm230×230cm
5人直径120cm170×170cm直径130cm250×250cm
6人直径120cm170×170cm直径130cm250×250cm

円型ダイニングテーブルを選ぶ際、とても大きな要素となるのが「脚のデザイン」です。
見た目だけではなく、脚のスタイルによって人数の自由度が大きく変わります。
主流は「4本脚」ですが、来客が多かったりなど「座る人数が不特定の場合」は
断然に「1本脚タイプ」がおすすめです。どの方向から座っても脚が邪魔にならず、椅子もしまいやすくなります。

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