色のコラム【緑色】
私たちのまわりには沢山の『色』があります。古来から引き継がれて生きた伝統色、インテリアで注目されるトレンドカラー、自然に溢れる色。
色はそれぞれ、イメージや効果を持っていると言われています。
『色のコラム』では、毎回ひとつの系統の色についてのご紹介をさせていただきたいと思います。
気になった色やお好きな色のコラムをご覧いただけましたら大変嬉しいです。
第二回目は、癒しの色「緑色」について。自然の中には様々な緑色があふれています。自然の緑の中で深呼吸をしゆったりとした心を取り戻す時間、私自身が大切にしていることのひとつです。
そしてインテリアにも取り入れやすい色が「緑色」です。お家時間でも緑色の持つ力を借りて過ごしてみてはいかがでしょうか。
・ みどりいろ（日本の伝統色）
・ みどりいろ（海外の伝統色）
・ 緑色のイメージ
・ 緑色と相性のよい色
→ 『黒』と深緑色
→ 『茶色』と緑色
→ 『ゴールド・黄色』と緑色
→ 『ピンク』と緑色
みどりいろ（日本の伝統色）
| 緑青色 ろくしょういろ |
千歳緑 ちとせみどり |
常盤色 ときわいろ |
千草色 ちぐさいろ |
青磁色 せいじいろ |
常盤緑 ときわみどり |
木賊色 とくさいろ |
深緑 ふかみどり |
みどりいろ（海外の伝統色）
| シトロングリーン | アイビーグリーン | スペアミント | サマーグリーン | エメラルドグリーン | フォレストグリーン | ビリジアン | クロムグリーン |
緑色のイメージ
緑は、暖色でも寒色でもない、色のスペクトルでいうと丁度真ん中にあたる中間色となります。
そのため、調和やバランスと関わります。
実際に緑は心にリラックスさせる作用があります。癒しがコンセプトの空間などにはよく緑色が使われ、私たちの心のバランスが保てるように工夫されています。
安らぎ、癒し、穏やかといった印象を喚起させてくれるカラーです。
また、自然のイメージに結びつくことから、健康的な印象も喚起させてくれます。
カラーセラピーの面からは、緑は自分自身の感情に意識を向けることを助けてくれるそうです。
自分の感情とも一歩距離を開け、客観的に見ることができ、ありのままの自分を素直に受入れることにつながる力を持っています。
緑色と相性のよい色
『黒』で深緑をシックにまとめる
ノーブルな印象の深緑は、意志のある「黒」を組み合わせることでシックな雰囲気の空間ができます。大人っぽく、クールにまとめたい時には、是非このインテリア色合わせに挑戦してみてください。
メインカラーを白にすることで、洗練された空間ができあがります。
濃い色同士を合わせる場合、まるい形状のものをインテリアに足してあげると空間に柔らかさがでます。
どうしても、家具や建具、床、天井など「まっすぐなライン」が多くなりがちな室内に「まるいかたち」はアクセントとなり大変有効です。
また、メインカラーを灰色にすると、上品な雰囲気になります。
深緑＋黒＋くすみ系の緑色、そして灰色。落ち着き安心できる色の組み合わせでもあるので、ベッドルームにもおすすめです。
『茶色』で自然な安らぎの空間を
樹木の色でもある『緑と茶色』。この組み合わせは、人に安らぎと安心をもたらせてくれる組み合わせです。
柔らかめの薄茶色、ホワイトオークや杉、ひのき、パイン材などと、同じトーンの緑色をベースに、アクセントに濃いめの緑色や茶色をもってくると、誰でも簡単にナチュラルでおしゃれな空間が作れます。
観葉植物もぜひ取り入れてみてください。
私自身も家に植物を置いています。水やりの度に、小さな葉が成長していることに癒されたりもしています。
また、同じ緑と茶色でも落ち着いたモダンなインテリアを作ることもできます。その場合は、濃いめのトーンの組み合わせがおすすめです。少し黒色を足してあげることで、ぐっとひきしめ効果もでます。
『ゴールド』『黄色』とあわせてセンスを感じさせる
ネイルで、指先を美しく且つ魅力的に見せるカラーの組み合わせのひとつを参考にしてみました。
ホワイトがベースですが、濃いめのグリーンやブルー系のグリーンをアクセントにそしてゴールドでポイントを。
お部屋のインテリアコーディネートも、洋服やネイルと同じ様に考えてみると意外と様々なイメージがわいてきます。
上のネイルの組み合わせの様に、緑色とゴールドの組み合わせは美しくセンスがひかります。
また、同様に『黄色』と緑色の組み合わせもおすすめのひとつです。
この組み合わせは、緑と黄色は果物や野菜など、自然界によく見られる配色なので馴染みがあるため作りやすいカラーコーデぃねートです。
さらに、もう1色に紺などをいれてあげると、引き締まりつつ、まとまり感を出すこともできます。
『ピンク』で心ときめくインテリア
ピンク色の物を見ると心がときめきます。大人でもピンク色が好き！という方も多いかと思います。
大人っぽさを備えた「甘すぎないピンク」のお部屋に相性がよいのが「緑色」です。
その際に、白の面積を多くメインカラーに。薄茶色＋ゴールドなどを足してあげてください。
ピンクと緑の色がわざとらしくなく引き立ちます！
2枚目の画像は緑とピンクのきれいな組み合わせの一例です。
まず、ピンクと薄緑は同じトーンで揃え、グリーンを少し強調してみてください。
ピンクも薄緑も共に「癒し」「眠りを誘う」安らぎのカラーです。寝室につかってみるのもおすすめです。
