インテリア

照明を楽しむ

照明を楽しむ暮らし

近頃、私自身もインテリアの中で気になっているのが「照明」です。日本では、リビングやダイニングにシーリングライトが主に使われてきました。しかしながら、海外では時の過ごし方に応じて照明、その明るさをうまく生活にとりいれています。ゆっくりと過ごしたい夜には、スタンドライトとほのかな明かりで、そして大勢が集まってにぎやかに過ごす時間はメインライトの他にポイントでの照明を様々なヶ所にも設置したりしています。
あともうひとつ、照明がもつ大きな特徴は「明るさ」だけではありません。「影」も演出できるのです。ライト自体の影はもちろん、差し込む照明のあかりと格子の影、観葉植物などにあたる光の後ろには植物の影が美しく広がります。
間接照明も近頃の新築住宅では標準で設置されていることも増えてきました。
今回は、私が注目している照明を少しご紹介させていたえだきたいと思います。
どちらも、お部屋に馴染みやすいながらも、雰囲気をグッとを変えてくれる優れ者たちです!

天然素材のシェード使ったペンダントライト

4〜5灯の動きのあるシーリングライト

黒×ゴールドのこなれた照明

ガラスのペンダントライト

天然素材のシェード使ったペンダントライト

実際に、我が家でも取り入れてみました。竹を編んでつくられたシェードの大きめのペンダントライトを二つ、高さを変えて設置してみました。同じ高さだと面白味がないかなと思って変えたことでさらに印象もよくなりました。調光式のものなので、気分や時間帯によって明るさを変えたり、1灯だけともしたりとたのしんでいます。
ナチュラルなお部屋だけではなく、モダンなお部屋、シックなお部屋でも相性がよく、影を楽しめるのも最大の特徴です。

4〜5灯の動きのあるシーリングライト

これまで、横一列にライティングレールを使って数個の照明を楽しむ流れはありましたが、いま、私が注目しているものは、根本はひとつでそこから様々な方向にライトが張り出しているタイプの照明です。これも大きな枠では「シーリングライト」と呼ばれることが多いですが、今までよく目にしたシーリングライトとは全く違う面白さがあります。

それぞれの照明が自由な方向に広がっているタイプの照明は、簡素化してしまいがちな、天井面のアクセントにもなります。また、照明の位置を自由に変えられる商品もありますので、ご自身の生活にあわせて、照明の位置(向き)を変えて楽しむことができるのもこのタイプの魅力です。

黒×ゴールドのこなれた照明

海外ではよく見かける、黒とゴールドのインテリアというと、組み合わせがむずかしいのではと思われる方も多いと思います。けれど、実は黒とゴールドは木材を多く使い、天井や壁が白やナチュラル色の日本の家には、とてもよく似合います。
マットなゴールドは、木材との相性が抜群です。決してゴージャスになりすぎるということもありません。
そして、「こなれた感」を簡単に演出できるのもこの照明の優れた点です。

そして、「黒」を自宅のインテリアにいれることにとまどうお客様が結構いらっしゃいます。そんな時に、私がお伝えするのは、「お部屋全体の中に同じ色を数カ所に置くことでイメージは緩和される」ということです。簡単に言うと、日本のTVは年々大きくなってきています。そしてその色はほとんどが「黒」なんです。白色やベージュなどのナチュラル色をメインカラー(天井や壁などのお部屋の大きな面を彩る色)としてつくられる一般的な日本の部屋で、TVという機械的なものの黒にお部屋の印象を持っていかれてしまうのは、とても残念なことです。それならば、TVの黒をお部屋のあちこちにすこしずつ散りばめることで、強い色である黒が緩和されていきます。色のちりばめ方については、また別のブログでお話しさせていただきたいなと思っています。

ガラスのペンダントライト

私ごとですが、祖父はガラス職人でした。その影響もありガラスのものには昔から、興味がありました。イギリスの教会のステンドグラスに圧倒されたり、鹿児島では薩摩切子の輝きに目を奪われたりと。
近年、照明もとてもおしゃれなガラスのものが増えてきている様に思います。特徴としては、昔ながらのシャンデリアの様に仰々しさはなく、やわらかい宝石のような印象のものが多くみられます。

高級感と美しさを持つガラスは、主張しすぎないところが魅力だと思います。反射したり、向こう側の景色や色が見えたりとお部屋の中に大人の優しさ感をプラスしたい方にはおすすめのアイテムです。

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