インテリア

【コラム】ベッドのサイズ、高さ。選んでみてください!暮らしの幅が広がります。

ベッドのサイズ。多分皆様がイメージされるのは、「シングルサイズ、ダブルサイズ」などの「幅」を主体としたサイズではないでしょうか。
実はベッド(ベッドフレーム)には、3タイプの大切なサイズがあります。
それぞれの特徴と効果を知って、実際の暮らしにしっかりと寄り添える最適なベッドをお選びください。

高さ

長さ(奥行き)

ベッドの「高さ」とは

それでは、まずは「高さ」について、ご紹介してまいります。
「こう暮らしたい」「こんな部屋に見せたい」などのイメージをお持ちの場合、この高さの選び方によってうまく、空間や暮らしを調整できます。

ローベッド

「ローベッド」とは、床からマットレスの天面までが、20 ~ 30cm程 のベッドことです。
低いことで、視覚的にお部屋を広く感じさせることができます
コンパクトなお部屋の場合は、ベッドだけでなく、全体の家具の重心を低くしてみてください。ぐんと開放感ある空間になります。

ミドルタイプ(スタンダードタイプ)

マットレス天面までが、40 ~ 50cm程 ある物をミドルタイプ(またはスタンダードタイプ)と呼ばれます。
ミドルタイプの利点は、立ったり座ったりが楽なこと。この高さは、椅子やソファなどの高さに近い寸法です。
マットレス面に腰掛けた状態から立ち上がるのがとっても楽なので、足腰への負担を気にされる方にはミドルタイプをおすすめします。
またこのタイプには、下部に引き出しが付いている商品もあります。収納が必要な方にはおすすめですね。

ヘッドボードの高さ

ここまで、床からマットレス天面までの高さの異なる2種類を紹介いたしました。
この他に「ヘッドボードの高さ」もベッドを選ばれる際に、確認が必要な「高さ」です。
ヘッドボードとは、ベッドで頭を向ける側についている板のことです。
携帯や小物、本などを置けるような棚がついていたり、コンセントの差込口がついていたりと、ヘッドボードにはさまさまな種類があります。
このヘッドボードの高さによって、ベッドのイメージ(お部屋のイメージ)も変わってきます。
壁紙と異なるカラー、そして高めのヘッドボードは存在感が出てきます。
逆にベッド自体をお部屋の雰囲気に馴染ませたい場合は、壁紙や床の色みと合わせ、ヘッドボードも無し、若しくは低めのものを選んでみてください。

お部屋を広く見せたい場合は、低め若しくは壁色と同色のベッドボードを選び、さらに脚付きベッドなどの「床が見える」タイプがおすすめです。空間の奥行が視覚的に見え、広く感じる事ができます。

ベッドの「長さ(奥行き)」とは

ベッドフレームの長さについて、あまり注目されることがありません。
ですが、お部屋自体がコンパクトな場合は、この「ベッドフレーム長さ」が重要になってきます。
ちなみに、国内で一般的なベッドフレームは、208cm〜224cm程度の長さとなるようです。
マットレスの長さは大体2パターン程度しか展開されていないので、見逃しがちなのですが意外とサイズの幅があります。

まず確認が必要なのは、ベッドの足元から壁面までのスペースの有効寸法です。
通路として利用する場合は、少なくとも540cmは欲しいです。
何かを運んだり、日常的に通行することが多いのであれば60cm以上は確保したいものです。
実際、ベッドのフレームの長さは、ベッドの設置場所と生活動線に大きく関わってきます。
ご購入の前に、設置する場所の有効寸法のご確認ををおすすめいたします。

ベッドの「幅」とは

ベッドフレームの幅は、基本的にマットレスのサイズによって変わってきます。
シングル→102〜105cm程度
セミダブル→123〜125cm程度
ダブル→143〜145cm程度
クイーン→163〜165cm程度
以上が、ベーシックでシンプルなタイプのベッドフレームのおおよその寸法です。
ローベッドでは、マットレスを置いたその両サイドに15〜20cm程度のゆとりを持ったデザインも人気です。

マットレスのサイズについて

マットレスの長さについてのお話しが出てきましたので、こちらに国内で一般的なマットレスの寸法をご紹介いたします。

シングルセミダブルダブルクイーンシングル×2
(orキング)
97cm120cm140cm160cm194cm
おすすめ使用人数1人1人2人2人2.5人
お部屋サイズ4.5畳以上4.5畳以上6畳以上6畳以上8畳以上
※キングサイズなら、大人2人+小さいお子さんも一緒に使用できます

補足ですが、個人的にはおふたりでご使用の場合は、シングル×2台がおすすめです。
① 就寝時、お互いの寝相は異なります。相手の寝返りなどを気にせずお休みいただけます。
② 体格が異なる2人が使用する場合、マットレスの硬さなどはそれぞれに合ったものを選んでいただく方が、より質の良い睡眠をとっていただけます。
③ お引っ越しや、ライフスタイルの変化などによって、2台のベッドを別々に使用することになっても大丈夫です。
④ シーツやカバーなどのデザインや種類が豊富なのは、シングル〜ダブル。気に入ったベッドリネンがサイズ展開がなく使用できなく涙することがなくなります。
ちなみに、2台のマットレスのつなぎ目をフラットにする「すきまパッド」という商品もあります。

ベッドの高さや長さ(奥行き)、幅についてご紹介させていただきました。
イメージをいくつか掲載させていただきます。気になるイメージがあれば、そこから家具(ベッド)選びをスタートさせてみてください。
暮らしにぴったり合うベッドフレームを選んでいただけたら、嬉しいです。

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