インテリア

『色』を自由にあやつる。レピテーション!

ショールームでお客さまをご案内の際、よくあるご相談。


・樹種、木材の色が違う床や建具、家具を合わせたい
・インテリアの中で雰囲気が浮いてしまっている家具をどうしたらよいのか(想い入れがあるし側に置いておきたいのに‥)
・統一感がなくお部屋全体がごちゃごちゃしてる気がする

インテリアコーディネーターが使う、とっておきの『色と色の組み合わせのコツ!』今回は、こちらをご紹介いたします。
上のお悩みのひとつにでも該当したら、ぜひご活用ください!

とっておきのテクニック『レピテーション』

レピテーションとは、簡単に言うと「色を繰り返す」こと。
色を一定のリズムで繰り返すと、調和が生まれてきます。

参考に一番身近な『ファッション(洋服)』で例えてみます。ギンガムチェックボーダーのシャツ、チェック柄のストールなどを思い浮かべてみてください。どちらも、どんな服にも合わせやすい、定番服として活躍するアイテムです。

ギンガムチェックとボーダーの共通点は色をシンプルに繰り返していること。

色の知識があまりなくても、同じ色の組み合わせを繰り返すだけで調和してくれます。改めて『レピテーション』と言われると、グッと身構えてしまいそうですが、実は皆さんが自然に使っているテクニックです。

インテリアに使う色を2〜3色に決める

レピテーションを使えば、たとえ家具の色や樹種が違っても、まとまりのある空間をつくることができます。
まずは、インテリアに使う色を2~3色に絞り選びましょう。これが一番簡単です!
 
 
選んだ色でひとつのグループをつくり、それを反復させることによって、調和の取れたセンスの良いインテリアに仕上がります。
「1,2,3,1,2,3」と同じリズムで並べることが上手くいくポイント。

同じ色のグループで材質の異なる家具を合わせるのも、こなれた雰囲気に簡単にみせられるのでおすすめです。

レピテーションは、まとまりのあるインテリアをつくるためには取り入れたいテクニックです。

特に「壁や天井」が「白色グループ」のお部屋は多いと思います。その場合は、白をのぞいた「2〜3色」を繰り返してみることができます。白色は無彩色で抜け感も出せる、一押しのカラーです。

また、床の面積が大きく感じてしまう時には、「ラグ」を使ってみてください。カラーの割合を変化させることができるすぐれたアイテムです。

また、木材(樹種)を様々取り入れたい時に活躍するのが、「ゴールド」です。濃い茶色や薄い茶色、さまざまな茶色をきれいにまとめあげてくれます。その際、ポイントにブラックを少しいれるとさらに引き締まり美しい空間になります。

レピテーションのイメージ

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